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陶芸の里を歩く:日本の陶芸・やきものガイドでは、やきもの初心者の方に楽しんでいただきたく、陶芸ややきものの基礎知識を中心に、全国の窯場・やきものをご紹介しています。

どうぞごゆっくりお楽しみください。


陶芸の里を歩く:日本の陶芸・やきものガイドの新着情報

陶芸・やきもの 形の種類

陶芸・やきもの 形の種類
琵琶
(びわ)
陶芸の形琵琶楽器の琵琶の形をまねた形をいいます。陶器には琵琶の形以外に、琴などの形も見られます。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
耳付
(みみつき)
陶芸の形耳付
耳付とは、陶器の両端についている部分が耳に見えることからそうよばれます。(画像の陶芸窯は、信楽焼)
割山椒
(わりざんしょう)
陶芸の形割山椒山椒の実がはぜた様をあらわした形をいいます。割山椒の形をした陶器の多くは、3弁に分かれています。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
木瓜
(もっこ)
陶芸の形木瓜着物などの紋でも見かける木瓜の形をあらわした陶器の形。楕円形。(画像の陶芸は、久谷焼)
木の葉
(このは)
陶芸の形木の葉木の葉は、文字のごとく、木の葉っぱをあらわしています。木の葉には楓(かえで)や八つ手なども見かけます。(画像の陶芸は、伊賀焼)
高台皿
(こうだいざら)
陶芸の形高台皿上部の皿の下に、台のように脚がついた陶器の形をいいます。また上部の皿が鉢になっているものは、高台鉢とよばれます。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
熨斗
(のし)
祝儀袋にある熨斗をまねた形の陶器をいいます。熨斗は、お正月や冠婚葬祭などのおめでたい席や時期に用いられます。

(おうぎ)
陶芸の形扇扇子の形をあらわした陶器です。扇は、扇面や末広ともよばれ、こちらも熨斗同様に、お正月や冠婚葬祭などおめでたい席や時期に用いられます。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
半開扇
(はんかいせん)
陶芸の形半開扇扇が半分閉じた形をあらわした陶器の形です。扇は、扇面や末広ともよばれ、こちらも熨斗同様におめでたい席や時期に用いられます。(画像の陶芸窯は、美濃焼)

(まつ)
陶芸の形松松は松竹梅のひとつで、常に緑の樹木であることから吉祥文様として知られています。こちらもおめでたい席や時期に用いられます。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
手付
(てつき)
陶芸の形手付取手がついた陶器をいいます。この取手は、実用面でなく装飾としてついているので、実際に手付陶器を用いる時は、手の部分を扱わないことをおすすめします。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
片口
(かたくち)
陶芸の形片口器の片方に口がついている形の陶器をいいます。昔は調味料が、現在のように少量で販売されていなかったので、この片口を用いて、調味料や液体を小分けするために一般家庭で使われていたようです。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
長角皿
(ながかくざら)
陶芸の形長角皿長方形の皿をいいます。皿の形から魚などを盛ることに使われることから、焼物皿とよばれることもあります。(画像の陶芸窯は、美濃焼)
まゆ
陶芸の形繭蚕(かいこ)の繭(まゆ)をまねた形の陶器をいいます。まゆは豊かな象徴とされることから、昔から好まれています。
三つ葉
(みつば)
古代には、葉に料理を盛ったとされ、それを再現したものだそうです。(画像の陶芸窯は、有田焼)

(ひさご)
陶芸の形ひさご瓢とは、ひょうたんの意味。ひょうたんの形をした陶器をいいます。(画像の陶芸窯は、京焼)

陶芸・やきもの 色の種類

陶芸・やきもの 色の種類
白磁
(はくじ)
陶芸白磁
白磁とは、模様のない白い磁器をいいます。
純度の高い素地(きじ)と釉薬(ゆうやく)から白い磁器になります。江戸時代に佐賀県の有田焼ではじめて白磁が作られました。(画像の陶芸は、波佐見焼)
青白磁
(あおはくじ)
陶芸青白磁
青白磁とは、名の通り青っぽい部分と白っぽい部分をもった磁器をいいます。釉薬が薄くかかった部分が白に近い色で、釉薬が濃くかかった部分は青色が強く現れます。釉薬の濃淡によって青白く焼きあがる陶器です。(画像の陶芸は、美濃焼)
青磁
(せいじ)
陶芸青磁
青磁とは、釉薬の鉄分が、還元炎焼成(かんげんえんしょうせい)する化学原理を利用し、青くなった磁器です。その鉄分量のバランスによって青から緑色まで発色の変化が楽しめます。(画像の陶芸は、美濃焼)
安南
(あんなん)
陶芸安南
安南とは、ベトナムを意味しています。ベトナムから輸入されていた陶器を「安南もの」といい、安南のやきものをまねた日本の陶器は、「安南写し」や「安南手」などとよばれます。(画像の陶芸は、美濃焼)
焼締
(やきしめ)
陶芸焼締
焼締とは、技法の呼び名で、釉薬をかけず整形した素地を乾燥させた後、焼くことをいいます。また茶色っぽい色を焼締といい、常滑焼、越前焼、備前焼などがあります。(画像の陶芸は、備前焼)
黄瀬戸
(きぜと)
陶芸黄瀬戸
黄瀬戸は、日本で生まれた鉄系の淡黄の鉄釉・黄瀬戸釉を用いた陶器の色をいいます。「油揚手」「たんぱん抜け」「焦げ」の三拍子揃ったものが貴重とされます。(画像の陶芸は、瀬戸焼・黄瀬戸)
織部
(おりべ)
陶芸織部
織部という名前は、桃山時代の武将・茶人であった、古田織部の名から名づけられたことは有名です。織部には、陶器全体が緑で覆われているものを総織部、緑の部分と模様があるものを青織部、その他鳴海織部や黒織部などがあります。(画像の陶芸は、美濃焼)
染付
(そめつけ)
陶芸染付
染付とは、呉須(ごす)といわれるコバルトが主原料の藍色顔料で白磁に絵付けをし、その上に透明な釉薬を掛け焼いたやきものをいいます。ペルシャで発見された呉須は、中国を経由し日本に伝来したものといわれています。(画像の陶芸は、美濃焼)
刷毛目
(はけめ)
陶芸刷毛目
刷毛目とは、陶器の素地に白く発色する"泥しょう"とよばれる化粧土を刷毛(はけ)でぬったものをいいます。刷毛には藁(わら)を束ねたものを用い、一気に化粧土を塗りつけます。かすれ具合が刷毛目の味わいといえます。(画像の陶芸は、美濃焼)

炻器(せっき)とは

炻器備前焼陶芸・やきものの種類のひとつに、炻器があります。

炻器(せっき)とは、陶器と磁器の性質の中間の性質をもち、素地が白くなく(=陶器)、石のように硬く(=磁器)焼き締まったやきものをいいます。

炻器ということばは、英語の「stoneware」の訳語でもあります。
1,200度から1,300度の高い温度で焼かれるため、硬く焼締まり、磁器のように吸水性、気孔性もなくなります。そのため、通常炻器には釉薬はかけずに焼かれます。陶器は、お茶碗や鉢などの和食器をはじめとして、花入れや傘立てなどの生活用品など幅広く製品となっています。

炻器の主な産地には、常滑焼(とこなめやき)、越前焼(えちぜんやき)、備前焼(びぜんやき)などがあります。また茶道の茶人にも好まれるやきものでもあります。(画像は、備前焼)

▼炻器の特徴
素地は、茶色っぽい色(粘土の色)をしています。
釉薬をかけず、1,200度から1,300度の高温で焼かれます。
茶人に好まれる、味のある表情をしています。
有名なものに常滑焼、越前焼、備前焼などがあります。
叩くと、かたい音がします。


土器とは

土器信楽焼陶芸・やきものの種類のひとつに、土器があります。

土器(どき)とは粘土を原料とし、700度から800度の低温で焼かれるため、素地はもろく水もれしやすいやきものです。しかし、その水もれしやすいという特徴を生かし、現在では植木鉢などに用いられています。また土器の歴史は古く、縄文時代から今日まで続いています。土器の主な産地には、信楽焼があります。


▼土器の特徴
素地には、茶色やグレー、褐色(かっしょく)など色があります(色がついています)。
700度から800度の温度で焼かれます。
低温で焼かれるやきものであるため、もろく、厚手でつくられます。
叩くと、にぶい音がします。


磁器(じき)とは

磁器有田焼陶芸・やきものの種類のひとつに、磁器があります。

陶器とは、磁土に陶石や長石が原料として用いられるやきものであることから、石焼きや石ものというよばれ方もされます。

磁器の焼き上げ温度は1,300度から1,400度と高温で焼かれるため、堅くて丈夫なやきものとなります。吸水性もないので薄づくりにすることができ、白い素地を生かし、色絵が磁器を華やかに飾ります。

磁器は、和食器が主な製品で、他には花瓶や壺などがあります。

磁器の主な産地には、瀬戸焼(せとやき)、久谷焼(くたにやき)、京焼・清水焼(きょうやき・きよみずやき)、砥部焼(とべやき)、有田焼・伊万里焼(ありたやき・いまりやき)などがあります。(画像は、有田焼)


▼磁器の特徴
素地は白い。
釉薬(=上薬)には、素地を生かした無色透明もしくは青色が用いられます。
1,300度から1,400度の温度で焼き上げます。
高温で焼き上げるため、堅くて丈夫なやきものです。
吸水性はなく、固いやきものです。
叩くと、金属音のような"キーン"と高い音がします。


陶器(とうき)とは

陶器黄瀬戸陶芸・やきものの種類には、陶器があります。

陶器(とうき)とは、粘土を原料とするやきもので、素地の吸収性を補うため釉薬(ゆうやく)とよばれる上薬(うわぐすり)を掛け、1,100度から1,300度の温度で焼かれるやきものをいいます。もろいやきものであるため、素地は厚手に作られます。陶器は、お茶碗や丼などの和食器や洗面ボールなどの衛生用品まで幅広く製品として販売されています。陶器の主な産地には、益子焼(ましこやき)、笠間焼(かさまやき)、美濃焼(みのやき)、瀬戸焼(せとやき)、萩焼(はぎやき)、唐津焼(からつやき)などがあります。(画像は、瀬戸焼・黄瀬戸)


▼陶器の特徴
素地には、茶色やグレー、褐色(かっしょく)など色があります(色がついています)。
1,100度から1,300度の温度で焼き上げます。
もろいやきものであるため、釉薬とよばれる上薬を用いられることが多く、素地は厚手に作られます。
釉薬の種類や釉薬を用いない焼締めとよばれる技法などによりさまざまな製品があります。
叩くと、にぶい音がします。

▼陶器の技法の種類
・釉薬(=上薬)をかけて焼く陶器
・焼締め・・・釉薬(=上薬)をかけずにそのまま焼く陶器


陶芸・やきものの種類

陶芸・やきものには、陶器や磁器などの種類があります。


私たちの生活の中でも、「ステキな陶器を探している」など日常会話でも用いられることがあるように、陶器という言葉は、陶芸・やきもの全体をさしてよばれることがあります。また、陶芸ややきものには、陶器や磁器以外にも土器や炻器(せっき)などの種類があります。


陶芸・やきものの種類
陶器
(とうき)
陶器黄瀬戸原料:粘土
焼き上げ温度:1,100~1,300度
色:有色(茶色、グレーなど)
叩いたときの音:にぶい音
益子焼、笠間焼、美濃焼、瀬戸焼、萩焼、唐津焼など
磁器
(じき)
磁器有田焼原料:陶石や長石
焼き上げ温度:1,300~1,400度
色:白色
叩いたときの音:高い金属音
瀬戸焼、久谷焼、京焼(清水焼)、砥部焼、有田焼(伊万里焼)など
土器
(どき)
土器信楽焼原料:粘土
焼き上げ温度:700~800度
色:有色(茶色など)
叩いたときの音:にぶい音
信楽焼など
炻器
(せっき)
炻器備前焼原料:粘土
焼き上げ温度:1,200~1,300度
色:有色(茶色など)
叩いたときの音:かたい音
常滑焼、越前焼、備前焼、万古焼など



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